国立奥多摩映画館 第3回展覧会「森の叫び」

ご挨拶

1895年12月28日。新年を向える準備に慌ただしかったであろうフランス・パリの「グラン・カフェ」地下。リュミエール兄弟が発明した「シネマトグラフ」によって作られた世界ではじめての映画『工場の出口』が一般に公開されたそうです。それから、ちょうど120年と8か月と4日。そこから9,700㎞ほど離れた東京山中にて、この度「国立奥多摩美術館」第3回目の展覧会「国立奥多摩映画館~森の叫び~」を開催いたします。だれかわからない、この世界を作った大きな人は「時間」と「空間」という驚愕すべきモノを創りました。そして、それをという形で人間が疑似的に留められるようになって約121年。人間は様々な、時間と空間を映像として切り出し留め加工し、共有しようと試みてきました。映像とはなんなのか?そこには何が映し出され、それを見る我々はいったい何をみているのか?そんな事を考える時、私には改めて「美術」という言葉が、キーワードになるのではないかと思えてきます。ここでいう「美術」とは、芸術の1ジャンルとしての視覚芸術・造形芸術だけを指し、絵画や彫刻だけを示す、ましてや「わけのわからない」の類語の様に使われる「美術」ではありません。「美」という個人が何かを肯定するという世界を見る視線(心)を再び世界に還す「術」。「美術」。人類誕生から連綿と、音・声・絵・物・言葉・表情・身振り手振りを使い、続けられてきた「美術」。誤解を恐れずいうなら、本来「美術史」とは人間が何に心を動かしてきたのか、という「人間の歴史」そのモノであっていいと思っています。その中で、約121年前にようやく人類が手にした「技・映像」を使い、歴史を未来へ突き進める、今を生きる作家達が、どんな時間と空間を留め加工し共有しようとするのか?そんな事をご来場くださった皆様と話したり、考えたりできる展覧会になったらいいなと思っております。ぜひ足をお運びください。心より皆さまのご来場お待ち申し上げております。

会期

(6週・14日間)

2016年

8月

開館日
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9月

開館日
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開館日

印は開館日です。

開館時間

12:00〜20:00

作家紹介